こんにちは!
出雲・湯の川温泉 草菴(草庵)釣りバカスタッフ「長岡康夫」です。
冬の山陰地方を代表する味覚、松葉ガニ。
この名前を聞くだけで、冬の訪れを感じる方も多いのではないでしょうか。
日本海の豊かな海で育つこのカニは、山陰地方を中心に多くの人々に愛されています。
【松葉ガニ】はズワイガニのオスを指し、漁獲される地域によって「越前ガニ」「加能ガニ」「間人ガニ」など様々な名前で呼ばれます。
松葉ガニの生態と成長の秘密
松葉ガニは、冷たい海域を好む深海生物です。
水深200〜600mの深海で、0〜3℃の水温に適応して生息しています。
この環境はカニにとって非常に過酷ですが、それ故に松葉ガニはその旨味と甘みが凝縮されていくのです。
大きなオスの松葉ガニは脚を広げると約70cmにもなり、甲羅の幅も14cmに達することがあります。一方、メスのカニはオスの半分ほどの大きさしかなく、山陰地方では「セコガニ」と呼ばれます。
セコガニもまた、冬の味覚として愛されていますが、オスの松葉ガニの豪快なサイズ感と、身のぎっしり詰まった食べ応えは、やはり冬の味覚の王者としてふさわしいものです。
松葉ガニの漁期
松葉ガニは、法律で定められた期間内にしか漁獲が認められていません。
毎年11月6日に解禁され、初競りはその翌日の11月7日に行われます。
「冬がシーズンだから」という訳ではなく、法律によって漁の時期が定められているために、松葉ガニは冬しか食べられません。
松葉ガニは長い時間をかけて大きくなるため、成長しきっていないカニを漁獲しないための規制や工夫によって、乱獲による漁獲量の減少や価格高騰を防いでいます。
漁師さんたちの努力と自然を尊重した漁業のおかげで、私たちは毎年上質な松葉ガニを楽しむことができているのです。
松葉ガニの栄養価
松葉ガニは、美味しさだけでなく、健康にも良い食材です。
草菴では、「美味×健康和食」を食のテーマに掲げております。美味しいしまねの食材を楽しみながら、健康や身体の免疫力も高まるようなお料理を料理長を筆頭に意識してお料理をご提供しています。
【松葉ガニ】も、栄養豊富な素材の一つです。
カニは高タンパクで低カロリーな食材であり、健康志向の方にぴったりの食材です。さらに、松葉ガニには美容と健康をサポートする栄養素が豊富に含まれています。
特に注目すべきは、「ビタミンB12」や「アスタキサンチン」、「タウリン」といった栄養成分です。
ビタミンB12は赤血球の生成に欠かせない栄養素であり、貧血や肩こりの予防に役立つと言われています。しじみにも多く含まれているこの栄養素は、松葉ガニにも豊富に含まれています。
さらに、アスタキサンチンは強力な抗酸化作用を持ち、体の老化を防ぎ、免疫力を高める効果が期待されています。これらの成分は、特に冬の寒い時期にこそ積極的に摂取したい栄養素です。
また、タウリンは疲労回復を助け、肝臓の働きをサポートする成分として知られています。
【松葉ガニ】は、その味の美味しさだけでなく、健康をサポートする理想的な食材でもあると言えます。
草菴のカニへのこだわり
草菴で使用する松葉ガニは、品質を保証する「タグ」が脚に取り付けられています。
草菴では、島根の【隠岐松葉ガニ】と、境港の【とっとり松葉ガニ】のタグ付きのカニを厳選してご提供しています。
このタグには、ブランド名や漁獲した漁船の名前、そして所属する漁港が明記されており、上質で新鮮な松葉ガニをお届けする証となるものです。
次に、調理方法についてご紹介します。一般的には、松葉ガニは茹でて食べるのが主流ですが、草菴では一味違った楽しみ方をご提案します。
草菴では、活きた松葉ガニにお酒をふりかけて蒸しあげた「酒蒸し」という調理法でご提供しています。
酒蒸しにすることで、茹で汁に旨味が逃げてしまうことなく、松葉ガニの旨味を最大限に引き出し、松葉ガニ特有の繊細な味わいを一層際立たせます。
温泉で心も体も癒された後は、山陰の豊かな海から届いた松葉ガニの旨味を贅沢に味わいながら、至福のひとときを過ごしてみませんか?
冬限定!草菴の「松葉ガニ付き贅沢プラン」のご案内
草菴では、2024年11月20日~2025年3月6日の季節限定で、松葉ガニ付きのプランをご用意しています。
このプランでは、草菴名物「松葉ガニの酒蒸し」をお楽しみいただけます。
(おひとり様1杯付きプランとおひとり様半杯付きプランをご用意しております。)
冬の静寂に包まれた庭園の景色を眺めながら、心地よい温泉と美味しい食事で日常の疲れを癒しませんか。
温泉で体を温め、美味しい松葉ガニで心も体も満たされるひとときを、ぜひお楽しみください。
>>【冬の贅沢・活松葉ガニ(おひとり様あたり1杯付!)】の詳細・ご予約はこちら
>>【冬の贅沢・活松葉ガニ(おひとり様あたり半杯)】の詳細・ご予約はこちら