おちらと日記

SAKE DIPLOMA 合格者誕生!

こんにちは!

出雲にあります温泉旅館、湯の川温泉 湯宿 草菴(草庵)のソムリエ&唎酒師 酒神バッカスこと内田洋平(@izumo_sommelier)でございます。

今回は私ども草菴(草庵)から嬉しい報告がございます!
この度の主役は私バッカスではなく、草菴(草庵)のスタッフであるソムリエール峠(たお)ゆきえでございます。

彼女は昨年日本ソムリエ協会が主催する呼称資格認定試験において見事合格し、ソムリエールとなった実績がございます。
そんな彼女はその後もたゆまぬ努力を続けこの2021年度、同じく日本ソムリエ協会が主催する呼称資格【SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)】の認定試験に挑戦し、迎えた11月2日の結果発表で…

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……………【合格】致しました!!

SAKE DIPLOMAは日本酒や焼酎に特化した認定制度です。
今回はこの資格がどういったものなのかご案内してみたいと思います。

SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)って何?

SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)は一般社団法人 日本ソムリエ協会が認定する呼称資格制度のひとつで、特に日本酒や焼酎に特化した専門知識を求められる資格です。DIPLOMAとは【ある一定水準以上の免状、証書】といった意味があります。
以下日本ソムリエ協会HPより一部抜粋です。

当協会は1969年発足以来、わが国におけるソムリエをはじめ酒類・飲料に携わる方々の資質の向上と、酒類・飲料の普及に努めてまいりました。そのような中、我々の伝統的な食文化である和食と日本酒・焼酎を取り巻く環境は大きな変化を迎えています。
 このような現状を踏まえ、2017年に当協会は、皆さまが日本酒・焼酎に関する知識を深め、技量を向上させることが、日本の食文化のより一層の普及と向上に繋がるものと考え、日本酒・焼酎に特化した認定制度である「J.S.A. SAKE DIPLOMA」を発足致しました。

上記にあるように、SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)は2017年にその認定制度が始まった比較的新しい資格と言えます。
ソムリエがどうして日本酒や焼酎を?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもソムリエとはワインだけに精通した専門集団ではございません。同じく以下は日本ソムリエ協会HPからの抜粋です。

ソムリエとは飲食、酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関、酒類製造のいずれかの分類に属し、酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有するプロフェッショナルを言う。ソムリエの役割は、飲食店もしくは酒類・飲料を販売する施設におけるそれらの提供、ならびに商品の適切な紹介とサービスを中心に、啓蒙・普及・研究・教育を目的とした専門的なアドバイスや清潔で衛生的な食事環境の維持など広範に及ぶ。ソムリエの資格はここで言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対して、然るべき機関(我が国においてはJ.S.A.)により認定される。

※通称として既に様々な「○○○ソムリエ」として使用されているが、職業分類において正式な呼称ではない。

厚生労働省 職業分類(大分類E サービスの職業、中分類40 接客・給仕の職業、小分類403 飲食物給仕係、細分類403-03 ソムリエ)のとおり認定された独自の職業である。

このように飲食を中心とした幅広い分野での総合的なプロフェッショナルこそがソムリエであります。ソムリエがどのような職業かということについてはこちら記事も併せてご覧頂ければと思います。
そもそもソムリエってどんな職業?

加えてSAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)の発足においては、現在の日本ソムリエ協会の会長であります田崎真也氏の考えが大きく反映されているのではないかと思います。

田崎会長は【ワールドワイドな現代社会において日本で活動するソムリエとして、日本の国酒である日本酒について造詣が深いことは当然である。】といったような考えを持っておられると思います。世界に誇る日本酒を、日本人の飲食のプロフェッショナルが知らないなんて有り得ない!ということですね。
実際にソムリエの試験においても、田崎会長が就任した2016年から日本酒や焼酎に関する設問が増えたとも言われているようです。

SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)はどんな試験?

SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)について、受験資格は満20歳であることです。
国籍や職種、はたまた経験などは一切必要ありません。このあたりはソムリエとは若干異なります。

出願を終えた後は、7月~8月に第一次試験であるCBT方式の学力試験に挑みます。これは従来の筆記試験に相当する内容で、受験者は会場に用意されたコンピュータに出題される設問に回答していく形式となります。CBT方式になってから試験結果が即日判明するようになりました。

一次試験を無事通過した受験者は、10月頃第二次試験に臨みます。二次試験は論述試験とテイスティングとなります。

二次試験をクリアすると晴れて合格を勝ち取ることができます。

合格者、峠(たお)ゆきえ インタビュー!

それではここで、今年度見事SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)の認定資格試験を通過した草菴(草庵)スタッフ、峠(たお)ゆきえ氏に色々質問してみたいと思います!

『どうしてSAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)に挑戦したの?』

草菴での仕事に役に立ちそうだと思ったからです。
私が初めてお酒の勉強を始めたのが2020年のソムリエ試験の時でした。草菴のドリンクメニューは豊富で、特に日本酒、焼酎、ワインに力を入れていると思います。以前の私は、この3つに関してはほとんどプライベートでも飲むことが無く、知識もなくて接客時に不安になることがありました。
丁度草菴で働き始めて3年経った頃、内田チーフソムリエからソムリエ試験のお話を頂いたので受験しました。ワインの資格は取得できたので、次は日本酒を受験しようと思いました。
国酒だし、草菴のお食事は基本的に和食なのでやはり1番注文されるのは日本酒だったからです。丁度ソムリエ協会で受験できる資格で、休業で家にいる時間も多かったので2021年は酒ディプロマを受験しようと決めて勉強を始めました。

『勉強方法は?試験は難しかった?』

試験は4択問題の一次試験と、テイスティングと論述の二次試験がありました。一次試験は一度協会から送られてくるテキストをざっと読んで、ひたすら問題集を解きました。酒ディプロマは数年前に始まったばかりの試験なので、ソムリエ試験のように専用の勉強本や問題集が少なかったですが、オンラインで問題集を買って暇な時や仕事中の隙間時間にゲーム感覚でひたすら問題を解いていました。あとはYouTubeの個人で公開されている試験対策動画を聞き流していました。試験はみんな同じ問題ではなくてランダムで出るので人によって多少の難易度の違いはあったと思いますが、基本的な問題が多かったような気がします。問題集で繰り返し解いた問題や動画で聞いてた問題も出てたので問題集を繰り返すのが1番近道だと思いました。

二次試験のテイスティング練習には、オンラインで二次試験対策の資料を買って、受験仲間と一緒に買った日本酒と焼酎の対策セットや内田チーフソムリエから頂いた対策セット等を飲み比べました。
米の品種(特に山田錦と五百万石)の違いを理解する、吟醸香を感じ取る、などテーマを決めて、テイスティングシートの模範解答を見ながら「こういうタイプの日本酒にはこういう特徴があってこの単語がよく選ばれる」と覚えながら練習していました。私にとってはこれがこの試験で1番難しいところでした。飲み慣れている方にはもっと簡単に思えるかもしれません。

論述試験の勉強は大体一次試験と同じようにしていました。試験では30分以内に、日本酒4種類の特徴や特定名称、焼酎2種類の主原料などを答えていくものでした。論述が3問ほどありました。テイスティングでは全問正解とはいかなかったですが確信を持って答えられたものも結構あって合格することができました。

『これからどのように資格を活かしてみたいですか?』

SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)のために勉強してから、お食事中のお客様からの質問にも答えられることが多くなりました。今までは最低限のことしか伝えられなかった事も、プラスでなにかお話しできると話も弾んでより楽しく接客できるようになりました。この調子でこれからも出来ればと思います。草菴に置いてある銘柄以外の地酒についても詳しくなりたいのでプライベートで色々なお酒屋さん巡りもしたいです。
まだ私はドリンクメニューの構成や商品を仕入れてから売るまでの過程は経験がないので、そういった裏のお仕事にも関われるようになると良いです。あとはSAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)の事を知らない方もまだ多いと思うのでこの資格のことを少しでも広めていきたいです。

『峠さん、ありがとうございました。合格おめでとうございます!!』

お客様の心地よい滞在のためにできること…

現在私ども湯宿草菴では、接客業として活かせる資格を持っているサービスマンがいます。

私、内田洋平は日本ソムリエ協会公認ソムリエFBO公認唎酒師を。

内田奈緒子は温泉ソムリエを。


スタッフ池田康弘はしまね地酒マイスター出雲神話検定上級を。

そして今回ご紹介したスタッフ峠ゆきえは日本ソムリエ協会公認ソムリエ同SAKE DIPLOMAを。

また草菴(草庵)のコンセプトショップsouan styleでは多彩な革製品をデザインから製作、販売、プロデュースまで全てを手掛ける内田成彦がいます。

他にも専門的な知識や技術としては、表に出ることはなかなかございませんが皆様にご提供しておりますお食事は、調理師免許を持つ料理人たちが心を込めてお作りしております。

資格を持っていなくても、草菴(草庵)で働くスタッフはそれぞれが得意とする幅広い分野においての知識や技術を有しております。

その全ては。

兎にも角にもお客様がここ湯宿草菴(草庵)でゆっくりと寛ぎ、心地よい滞在を通して明日への活力、未来を生きるための力(エネルギー)を持ち帰って頂くためにございます。

私たちの持てる知識や技術、思いの全てはその一点に向けられております。資格というものはそういった形のひとつでしかございません。

これからも私たち湯宿草菴(草庵)の面々は、皆様の心に癒やしや感動をご提供できるよう日々精進して参ります。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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