こんにちは!
出雲にあります温泉旅館、湯の川温泉 湯宿 草菴(草庵)のソムリエ&唎酒師 酒神バッカスこと内田洋平(@izumo_sommelier)でございます。
2020
山陰の冬の御馳走、松葉ガニ
皆様お待たせしました…。
ついに…!
ついに………!!
ついに!!!やって参りました!!!!
山陰の冬と言えばこれを外して語ることはできません!!
そう!!
≧[゚∇゚]≦ !!松葉ガニの解禁です!! ≧[゚∇゚]≦
なんと言っても山陰の冬の味覚の王者松葉ガニ、その贅沢な味わい、人気、ブランド力たるや絶大でございます。この時期は旅行の目的すら【松葉ガニを食べに行く!】という設定も当たり前となりますよね。
(その昔、某女性デュオも【カニ♪食~べいこぉ~♪】とゆる~く唄っておりました)
松葉ガニってどんなカニ?
もはや皆様はこの松葉ガニがどんなものか!?ということはご存知かもしれませんが、昨年私酒神バッカスが執筆致しましたブログ記事をご覧頂きますと、改めて松葉ガニがどんなカニか、そして私ども湯宿 草菴(草庵)でお出ししている松葉ガニがどのようなものかをご確認頂けるかと存じます。併せて、その松葉ガニに是非合わせて頂きたいオススメの日本酒(地酒)のご紹介もしておりますので、松葉ガニに思いを馳せながら読み進めて頂ければ嬉しいです!
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【松葉ガニ】唎酒師がおすすめする、冬の味覚の王者松葉ガニと地酒の楽しみ方
松葉ガニとワインの組み合わせ
そして今回は!
この素晴らしき自然からの贈り物である松葉ガニを、私ソムリエがオススメするワインと合わせることでより一層お食事の時間をお愉しみ頂けたらというご提案でございます。松葉ガニと草菴(草庵)でご用意しております日本酒のご紹介は先にさせて頂きましたので、今回は松葉ガニとワインってどうなの!?というところでお話を致しますね!
松葉ガニとワインを合わせる時の基本的な考え方
おさらいになりますが松葉ガニの味わいの特徴は、淡白な旨味と繊細で強い甘み、そして濃厚なカニ味噌、あとは調理法などで変わってくると思います。やはりポイントは主たる味わいであるこの【淡白な旨味】でございます。草菴(草庵)で日本酒を合わせる場合は濃醇旨口の酒をアクセントとして、淡白な旨味との相乗効果を狙ったセレクトを致しました。
今回ワインを合わせるにあたって考慮しなければならないことは、塩味を除いた五味がバランスよくまとまっていることが基本である日本酒とは違い、ワインの味わいは【酸味と渋味】が主体であること、そして松葉ガニが【魚介類】であること、です。
さすが海洋国家日本の国酒である日本酒は、何も考えずに選んでも魚介類とマッチしないことはほとんどありません。ご存知のように料理における臭み消しなどにも古くから利用されていますね。
魚介類とワインを召し上がったことのある方はこんな経験はございませんか?
『…なんか凄い生臭さが強調される』
『…ワインの味しかしなくなっちゃった』
生臭さを際立たせてしまう良い(悪い?)例が【数の子と適当な発泡性ワイン】です。勇気のある方は是非お試し頂くと、舌で地獄を味わうことができます(笑
またしっかりとした主張の強いフルボディのワインと魚介類ですと、魚介類の味わいがワインに負けてしまい、ワインの味しかしなくなったりします。
ワインと魚介類を合わせる場合は、ワインの持つ酸味と渋味が魚介類の生臭さを強調せず、かつワインの主張だけを押し通さないような、料理に寄り添うセレクトが求められます。
このように、魚介類とワインを選ぶ場合は日本酒の時よりもほんの少しだけ相性のことを考えてあげると幸せな時間が待っていますよ!
松葉ガニと合わせてお試し頂きたいオススメ銘柄
それでは、現在草菴(草庵)でも扱っているワインから、松葉ガニと合わせてみたいソムリエ的オススメ銘柄をご紹介したいと思います!
松葉ガニと合わせたいワイン~白ワイン編~
まずはこちらの白ワインからです。
【ピュリニィ・モンラッシェ 2015 オリヴィエ ルフレーヴ】
シャルドネ100%、ブルゴーニュの白ワインです。こちらのワインは、白ワインとしての特徴でもある柑橘系の香りと、土や石のようなニュアンスである上質なミネラル感がバランスよくまとまっているワインです。このバランスの良さは、フレッシュな魚介から白身の肉料理まで広くカバーし、もちろん皆様がお目当ての松葉ガニにも調理法を問わず身からカニ味噌まで美味しく合わせていくことができます!
松葉ガニと合わせたいワイン~赤ワイン編~
さて、ワインではよく知られているセオリーでもあります、魚介=白ワイン、肉=赤ワイン、という組み合わせ。いわゆる鉄板な相性でもありますが、松葉ガニでも赤ワインが飲みたいんです!という贅沢なあなた!続いての1本をお試しになってはいかがでしょうか?
【シャンボール・ミュジニー 2017 アラン ユドロ ノエラ】
こちらもブルゴーニュのワインで、ピノ・ノワール100%の赤ワインです。赤ワインの場合はフルボディのどっしりとした主張のあるものですと、やはり繊細なカニの旨味が負けてしまいます。対してこちらの一本は、女性的とも表現されるようなエレガントな雰囲気と繊細な舌触りが特徴です。ですので松葉ガニだけでなく、コース料理全体を通しても料理がワインの、そしてワインが料理の邪魔をすることなく愉しむことができるでしょう!
松葉ガニと合わせたいワイン~シャンパーニュ編~
そして、松葉ガニに合わせるソムリエ的オススメワインの中でも一番プッシュしていきたいのは…
やはりシャンパーニュ(通称 泡)でしょう!!
繊細な味わいとキメの細かい星のような泡を湛えるシャンパーニュは、松葉ガニの上質で上品な旨味や甘味を高め、そしてキレイにリセットし、次の一口への橋渡しをしてくれます。
草菴(草庵)ご用意しておりますシャンパーニュから白と赤を1本ずつ、オススメしたいと思います!
【ビルカール・サルモン ブリュット ブラン・ド・ブラン】
【ドゥラモット ブリュット ロゼ】
松葉ガニはやっぱり高級食材。これを召し上がるのは特別な日と言えますよね。そんな特別感を更にワンランクアップさせるワインは、同じく高級で特別なシャンパーニュがピッタリだと思います!もちろん、只々高級だからと言うわけではありません。実は松葉ガニとシャンパーニュはある意味、魚介=白ワイン、肉=赤ワインに比肩するような鉄板な組み合わせとも言えるんです!
シャルドネ100%のビルカール・サルモンと、ピノ・ノワール主体のドゥラモット。どちらも最初から最後まで、料理とワインの双方を愉しみ続けることができる組み合わせとしてご提案させて頂きます!
さていかがでしたでしょうか?松葉ガニとワインの組み合わせ、試してみたくありませんか?ワインがお好きな方も、日頃はあまり召し上がらない方も是非味わって頂ければと思います!
草菴(草庵)で松葉ガニを食べられるプランは?
調べによると、本年も例年通り松葉ガニ漁の解禁は11月6日(火)とのことです。この解禁日はどうやら冬至の季節と関係しているらしいです。
解禁日付近ですと漁もまだ不安定で仕入れも思うような準備を致しかねますので、私ども草菴では11月20日(日)からご用意を予定しております!
この冬の味覚の王者松葉ガニを、日本三美人湯である湯の川温泉と共に楽しめるプレミアムな宿泊プランをご用意しておりますので是非ご覧下さいませ。
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たっぷり1人1杯付きのプラン
【冬の贅沢・活松葉ガニ(おひとり様あたり1杯付!)】×【のどぐろ・しまね和牛・しじみ】を楽しむ「和食膳コース」プラン
1人半杯付きのプラン
【冬の贅沢・活松葉ガニ(おひとり様あたり半杯)】×【のどぐろ・しまね和牛・しじみ】を楽しむ「和食膳コース」プラン
貴重な松葉ガニでございますので仕入の都合がございます。召し上がりたい方は1週間前までのご予約をお願い致しますね!(大変申し訳ございませんが、ご当日のご用意は致しかねます)
それでは皆様!この冬は日本三美人の湯である湯の川温泉の旅館、湯宿 草菴(草庵)で松葉ガニとワインを愉しんでみてはいかがでしょうか?プレミアムな時間をお約束致します!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております!